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母の日—Mothering Sunday

CouleureStaff /
母の日—Mothering Sunday

イギリス在住のスタッフKです。

こちらでは3月14日(日)は、Mothering Sundayです。
母の日として、子どもたちは学校でお手紙を書いたり、
工作をして帰ってきます。お母さんのベッドにミルクティーを
持っていったり、朝ごはんを用意したりします。
また、大人になったらお母さんとアフタヌーンティーやランチに行き、
花や贈り物をします。

Mothering Sundayの風習は、イギリス・16世紀に遡ります。
もともと"Mothering"という言葉は、母親ではなく、
自分の帰属する教会(Mother Church)を指していたそうです。
イースターまでの期間である四旬節の第4日曜日に、
特別な礼拝に参加するために自分の教会へ戻る日だったのだそうです。
徐々に祝日のような扱いになり、奉公人たちも
実家へ戻ることができる日でした。

しかし、この風習は20世紀初頭に徐々にすたれてしまいました。
この日を復活させるために働きかけたのが、牧師の娘だった女性。
様々な協会を立ち上げ、精力的な活動の成果が実り、
Mothering Sundayはイギリス文化にまた根づいたのです。

ところで、母の日(Mother's Day)とは違うのかしら?
と思われるかもしれません。私たちが慣れ親しんでいる母の日は、
アメリカ人女性が1908年に呼びかけたものなのだそうです。
1914年に時の大統領・ウィルソンが公の日として制定したそうです。
私は、母の日は5月というイメージが強いので、
毎年、手配に慌てたり、受け取って驚いたりします。

 ロックダウン中のMothering Sundayは、
様々な想いとともに迎えることになりますが、
感謝や祈りの気持ちの1日を過ごしたいです。(K)

💐写真は、母が庭の花を生けたものです💐

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