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It's so easy...?! ギリシア衣裳の用意

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It's so easy...?! ギリシア衣裳の用意

学期末が近づき、子どもたちの学校では
学年ごとのキャンプや劇の発表準備が始まります。

息子のクラスは、ギリシア神話をもとにした
「ペルセウスとメドゥーサ」の劇を行うことに。

メドゥーサは身近(?!)といいますか
日本でも馴染みがありますね。
ペルセウスは、最高神ゼウスと
アルゴス王アクリシウスの娘・ダナエの間に生まれた半神で、
メドゥーサの首を取ります。
子どもたちは、英語読みのパーシウスと呼んでいます。

子どもたちは、19ページの長い原稿を
少しずつ毎朝読み、いつの間にか、
ほとんどの人の役を覚えてしまいます。
そして、誰がどの役に合うのかを話し合って決めます。

どういう話だったのかを思い出してみようと本を探しました。

『イラストで読む...』は軽やかに楽しめる一冊で
美術館で求めました。

『ビジュアル版 ギリシア神話物語』は、表紙の中をみると
どうやら二十代のあたまに両親にもらった本のようでした。
とっても詳しくて面白いですよ。

西洋美術や文学に登場することの多いギリシア神話、
漫画の題材となることも多々かと思いますが、
『コレットは死ぬことにした』という漫画は
冥府の王・ハデスや他の神々が登場するお話で
神々の性格がユーモラスに描かれています。

劇や発表会のとき、
ソーイング好きなみなさまは
衣裳の用意が楽しみでしょうか。

パーシウスの衣裳は
どのようなものを作るといいのだろうかと
ワクワクしながら探してみると......

 


......あまり参考になりません!

 

ありました、ありました。右側のもの。
素敵な雰囲気ですね。

美術館や博物館の衣服の修復作業をしていた友人にも話を聞き
ギリシア時代の織物や袖付けの話がとても興味深く
気合ばっちりで衣装を検討していたのですが
「できるだけ簡単なものを作ってください」とのお手紙が
親元に届きました。

壮大な計画が、本当にシンプルになりました^^
そして、数名の親と集まり、
みなさん、さくさくざくざく作っています。
迷いなしの計らずにちょきちょき、スススッと縫っていきます。

私も思いきってざくざくと進めてみましたが
クルールの仕上がりや仕様書に慣れている私には
不思議なカットを軌道修正することにかえって苦労してしまい
ひっそりと、バインダー始末と見返し始末の2枚を縫ってしまいました。
そんな自分に、苦笑しつつ、楽しいソーイングでした。

ところで
こちらのクリムトの絵は有名な作品ですが
今頃になって題名のダナエと、パーシウスの母・ダナエが
きちんとつながりました。
こういう発見も、楽しいものですね。(K)

 

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