こんにちは、ギリシア!
CouleureStaff /
(ロードス島 リンデンの遺跡)
春休みをいただき、家族でギリシアを訪れました。
ロードス島を拠点に、途中でアテネへ行き、
おでかけは一日にひとつ...をモットーに
その日の気分で、海へ山へ、町へ。
夫と息子はウィングホイルを持って行ったので
風次第だったかもしれません。
ロードス島で滞在した家は750年前のもの!
床をはがしたら白と黒の石でつくられたモザイクが出てきたの、と
言われて、毎日その上を歩くのが申し訳ないような気持ちでしたが
中世都市の全体が世界文化遺産で、ありとあらゆる場所が
古くて、遺跡と町が混在していて、本当に不思議な場所でした。
迷子になるような道、観光向けのレストランの奥には
普通に暮らす人たちももちろんいて、夕方になると家族の声が聞こえるのが
とても素敵でした。
猫もたーくさんいます。娘は500匹以上数えていました。
観光シーズン前だったので、海には誰一人おらず、
開いているホテルもひとつ、ふたつしかなく、
のんびりとした地元ライフに、少しお邪魔した気持ちでした。
海で泳げなくて残念ね、と言われましたが、マリンスポーツには本気の夫が
ウェットスーツを持ってきていたので、毎日、ぷかぷか。
あたたかいとは言いがたいですが、それでも、イギリスの夏よりはあたたかいかも!
市場で野菜を買い、スーパーで量り売りのフェタチーズを買い
(買い方がわかるまでひと苦労)魚市場で大きな魚を買ったり
タヴェルナで言葉の通じない人同士の会話を楽しみながらお料理を食べたり
あらゆるところにある地元のカフェやパン屋さんに行きました。
美味しい。たっぷり身につけて帰りました^^
光が強くて、自然が圧倒的に美しかったのですが
なにより感じたのは、西洋文化の礎であるギリシア文化の美しさ。
ローマ時代の方に意識が向きがちでしたが
ローマはギリシアがあってこそ。
アテネの国立博物館は、
エジプトの影響を受けたギリシアの彫刻から
ローマに影響を与えた時代のものなどテーマがわかりやすく展示されていて
本当におすすめです。青銅器時代のものも素晴らしかったし、
ミノア文明の壁画や壺などに感動しました。
オレンジが街路樹として植えられているアテネは、
ありとあらゆる場所がネロリの香りにつつまれていて
素敵な帽子をかぶって、ひんやりとしたレモネードを飲みながら
太陽をいっぱい浴びて、おしゃべりをするマダムや
黒のお洋服やスーツを着て正装をして教会へ向かう
女性たちの存在感が印象的でした。
「ここはギリシアよ、お好きなものを、お好きなだけどうぞ!」
とはレストランやカフェでよく言われた言葉。
歴史の深さとタイムスケールの大きさ、数えきれないほどの波乱を
乗り越えてきた国の人たち。眩しい太陽、たくましい自然と共存する人たち。
気がつくと、お好きにどうぞ!に
ありがたくのっかり、気ままに過ごしていました。
また訪れたいです。
(教科書で見た「パルテノン神殿」!)
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