きりりと、新年
Posted by on素敵なクリスマスと、よいお年をおすごしでしたでしょうか。新しい年を健やかに迎えられますことに感謝の気持ちでいっぱいです。新年もどうぞよろしくお願いいたします。ツリーの飾り付け、インフルエンザの子ども、学校のクリスマスコンサート、風邪の大人、クリスマスパーティーの数々、インフルエンザの子ども...と、風邪をサンドイッチしながらも、無事に、お祝いの季節がすぎていきました。大きくなってきたけれど、クリスマスキャロルを歌いながらカードを書いたり、プレゼントを包むことが楽しそうだった子どもたち。成長とともに、まだまだ愛らしい幼さがあり、忘れたくないクリスマスになりました。 イギリスのクリスマスは、25日と26日が祝日です。「クリスマスから年末までの、内側にむく時間が好き。」と数人の友人が言っていましたが、確かに、クリスマスの大きな一山をこえるとホッとする静けさに包まれます。日本にいたら、ここからが忙しい時期だったかと思います。さまざまな時間が流れますね。 大晦日の華やかなお祝いをすぎると2日から通常営業の人も多く、新年があっという間に始まりました。 勢いにひっぱられつつ、やや抵抗して、久しぶりの編み物をしている年初です。 みなさまにとって、健康で、ますますよい年でありますように。
それぞれの冬支度
Posted by on「日本の富士山に初雪」というニュースがイギリスのこども新聞に掲載されたのが数週間前でしょうか。子どもたちが嬉しそうに、初冠雪の写真を見せてくれました。こんなに遠いところでも、このようにつながることができて嬉しくなりました。 こちらも急に寒くなり、昨日は、初雪が降りました。手袋や帽子をひっぱりだし、おおあわてで残りの冬支度。 冬支度といえば、クリスマスツリーの初売りも先週目にしました。こちらは小さなツリーですが、すべてオーガニック・サステナブルな育て方をされているものです。何メートルもの木を飾るお家もあれば、コンパクトなものを選ぶところもあります。この姿をみると、ワクワクし始めます。 冬支度その2は、学校のアドベントフェアです。クリスマスムード感じる催しを各クラスの大人が用意します。今年は、蜜蝋ロウソク作りを担当することになり何百人もの方が楽しく作っていかれました。ロウソクを灯すことも、飾ることも好む人が多いイギリス。冬場の贈り物の定番のひとつです。(素敵なウール靴下も喜ばれます) 11月中ばから、さまざまな場所でクリスマスフェアやマーケットが催され、贈り物探しをする人たちであふれます。4月までは本当に寒く、雨も多く、暗く... 明るい気持ちになるものを準備することは、嬉しいことでもあり、重要なことでもあるのだと理解するようになったイギリス暮らしです。 こちらは、船たちの冬支度。川に停泊していた船の姿がひとつ、またひとつと見えなくなりシーズンの終わりを感じます。近くの造船所にずらりと並ぶ船たち。次の春夏に向けて、少しずつ手入れをしていく音が冷たい空気の中に響きます。 ソーイングの冬支度もすすめたいところです。みなさまは何を縫われているでしょうか。
紅葉・ニンニク・朝の霧
Posted by onPTAとクラス役員ってこちらにもあるのですね...と秋の収穫祭担当になって、日本の小学校が懐かしくなった朝です。霧が深く、太陽はサンサンで、何も見えないので歩くほどの速さでみんなが運転します。 この植物の色合いが素晴らしく美しく、漆科なのでかゆくなるかしらと思いながらも、引き寄せられるように近くへ行ってしまいます。 会議の場所は、友人の家。「今年は美しいニンニクがとれた」と飾っていました。ちょっと大きさが不揃いのニンニクをお土産にいただき外に出ると、霧は消えていました。 9月は受験があり(結果は春!)ブログをお休みいたしました。気づけば、10月の中休み手前です。夏休みがこの前あったばかりなのに! イギリス人は紅葉が大好きです。 たくさんの種類があって驚きます。 日本への憧れも強く、日本語を自分で勉強している子どもたちもいますし「一番行きたい国は、日本」という人もまわりにたくさんいます。 私も、美しい秋の日本に会いたいです。暑い夏が過ぎ、みなさま、過ごしやすくなったでしょうか。 素敵な秋をお迎えくださいね。
夜ふかしの海
Posted by on今年の夏休みは、暑い日々が続いています。受験生がいる夏のことを百合子さんのブログで読んでいた数年前。気がつけば我が家も受験生がいるのでした。 秋の試験日から希望校への受け入れ発表まで7,8ヶ月もかかる受験。勉強もたんたんと続けていくしかないようなのでお天気が良い日は美しい夏を楽しもうと、潮のひきいっぱいをねらって海へ行きました。岩場の水があたたかく、いろいろな形や色の海藻がきれいでした。岩場で削った土を作って絵の具をつくる方の話も聞きました。 小さなカニが出てくるのは、潮が入り出す頃。子どもたちがもっと小さなときは、本当に毎日毎日一緒に遊んでいたので それが過ぎるとは思えなかったのですが、気がつくと大きくなっていて こうやって過ごせる日がいかに貴重が感じられるようになってきました。 気がつけばもう7時半なのに、大した食事も持ってきていなかったので海辺のカフェでフライドポテトにチーズをかけた、すっごく美味しいけれどカロリーだけは考えたくないものを、指をやけどしながらつまみました。さらに、家で各々が好きな野菜や果物をつまみ、寝る時間はとうに過ぎているのに、しゃべったり、本を読んだり、コーヒーを淹れたり。こういう力の抜けた時間が欲しかったのだなぁと感じた 楽しい疲労感の夜でした。
幸せを願って...
Posted by on今年も、ミュゲの日を迎えました。5月1日に家族や友人にスズランを贈り、日頃の感謝の気持ちや、幸運を願うフランスのしきたりです。イギリスには縁のないもののようで、海外暮らしの長い友人も、子どもの先生も「ミュゲの日?」ときょとんとしていましたが、私のなかではいつからか大切な日。 小さな庭ですがスズランを毎年増やしています。かわいらしいこの子たちにハサミをむけるとき、小さな声で切らせてもらうわね、と声をかけます。よい香りにつつまれ、私も幸せな気持ちになります。 ブルーベルもムスカリも、紫が美しくて。5月に入ってもダウンコートとセーターを着て、雨が降り続いて...さすがに滅入ることも多いのですが、花の美しさからエネルギーを受けます。 みなさまにも、素敵なことがたくさんありますように。(K)
四旬節、晴れ間のオレンジ空など
Posted by on日本の卒園・卒業式のニュースを目にするこの頃です。みなさま、おめでとうございます。クルールのパターンで縫ってくださった方々はどのような卒業と入学のシーズンをお迎えになっているでしょうかと、こちらから想像をしつつ、素晴らしい日々でありますようにと願っています。イギリスは、夏が卒業時期。いまは、イースター前の四旬節の最中です。友人や先生のなかには、伝統的に断つ乳製品のほか、砂糖やアルコールをこの時期にやめる人がいるのですが今年は、中学生になった息子も砂糖の入ったスナックをやめると決めたと言われ...。 普段から気をつけていたつもりでも、毎日のお弁当のほかに、10時の休憩時に食べるものを持たせる母としては砂糖を全く使わないものを用意するためにはそれなりに準備が必要なことを痛感。「おやつは、小さな食事と考えるといいですよ」と歯医者さんに言われたことを思い出し、さつまいもやじゃがいも、巻き寿司やらを持たせるこの頃です。幼児の頃のおやつみたいです。久しぶりにレーズンで甘さを足した蒸しパンなども作ってみました。毎日少しずつ日が延びてきました。相変わらずの雨続きですが、晴れ間の夕方に美しい空を見上げることができました。大人も子どもも、思わず外に出てしまう晴れ間の嬉しさ。あたたかな春までは、あと一月半くらいかかりそうです。みなさまの春ソーイングを見ながら、わくわく気分のお裾分けをいただいています。